『新しい物は常に古い物と比較され、大抵の場合は勝つ。』
ライズだね? オフコース。
なんだこのノリ。
まぁいいか。
今日は恋人へのクリスマスプレゼントを買いに行ってきた。
多分気に入ってくれると思うが、明日の反応が楽しみだ。
その一瞬の喜びの為に、最後の野口さんを使うのも悪くはない。
これで正式に俺のサイフは空っぽになった。
後はへそくりでどうにかなるか、だな。
前にも言ったかもしれないが、言うまでもなく金ってのは重要だ。それが青春ど真ん中の高校生ならば尚更なのだ。
いつだってこいつが問題になってくる。
どうにかして金を得る方法は無いものか。ひそかにバイトでもしてみるかな。
さて、そのプレゼントの帰りに、前々から「寄っていけ」と言われ続けていた友人宅へと向かってみた。
何でもX BOX360を買ったのだとか。ブルジョワなヤツである。
家に上がらせて見せてもらったが、はてさて。このバカでかいケーブル群の中枢にある白い箱が、噂のソレらしい。
早速起動するが、なんともはや。ゲームでここまでやんのかと言わんばかりの豪華機能であった。
一通り機能の説明をしてもらった後に、ロストプラネットなるゲームをプレイさせてもらったが、なるほど。これが次世代機だと言われれば納得は出来る。素晴らしい画面だし、やっていて面白い。
よく任天堂の信者が「ゲーム画面が綺麗なのは糞。面白ければ良い」などと戯けた事を言っているのを度々VIPで目撃するが、これは壮大なる勘違いであるようだ。
『ゲーム画面が綺麗で、なおかつ面白いゲームが最高。』
この考えがスッパリ抜けているのだ。
非現実的な考え方だと言われればそうかも知れないが、少なくともこのゲームは両者の条件を満たしているように思える。
画面が綺麗なだけでつまらないゲームがこの世に存在すると言うのは、事実に違いない。
だが、画面の汚さを持ちつつもつまらんゲームだって、存在し得ないとも断言できないのだ。
我々ゲーマーは、どちらかを選択しなければならないのだろうか?
「綺麗な画面」か、「面白さ」か?
正解は、その両方こそを求めるべきなのだという解答ではないかと俺は思っている。
そして、それを実現できるのは、もしかしたら箱360なのかも知れないな。
まぁ俺は、MGS4の為にPS3購入準備を進めているわけなのだが。
『新しい物は常に古い物と比較され、大抵の場合は勝つ。』
これは、ゲームであっても例外ではない。
逆に言えば、前作に負けるゲームは言うまでもなく終わっていると言えるわけだな。
だが今日触れた箱0のゲームは、明らかに今までのゲームとは違っていた。
この場合は前者なのだろう。
これから尚も進化していくであろうゲーム業界。
その只中で、ユーザーが求めるのは、『どの会社が生き残るか』ではない。
『どんなに面白いゲームを、自分がプレイ出来るか』であるのだ。
御三家とも呼べる3大ゲームハード会社には、是非その事をもう少し考えて欲しいものである。