『小説論とカレー』

ライズだ。予備校生はNEETではないが合言葉だぜ。 なっ!

というわけで今日は久しぶりに更新されたノベルコーナーの話と、近況の話をば。


今回新しくノベルコーナーに短編集カテゴリーを創設しました。

なんていうか、HTMLのリバビリと練習を兼ねてるけども。

正直ある程度書き溜めしてからじゃないと更新する意欲が湧かない俺なので、大規模に更新する時だけ更新しようとか思ってたんだけど、いかんせん今回はやる気が先行してしまったといいますか。

まぁ『単一の世界観しか書けない人』と思われても嫌だし、短編は丁度よかったと言うか、なんというか。

というか短編は、世界観を使い捨てられるからすごい便利だわ。これはあくまで書いてる人間としての視点だけどな。

世界を千切っては投げ千切っては投げ、ってできるから気が楽に書けるし、たくさんの世界を書けるから贅沢な気持ちになれる。

とはいえボリュームある程度ないと満足できないタチだから、あんまり連発はしないけども。


まずは『タイムカプセル』についての軽い後書きを。

この話を考案するキッカケを与えてくれた、作家グラハム・ハンコック氏と恩師K女史に深すぎるぐらい感謝です。

あとは手塚治虫氏も。正直ストーリー組み立ててから火の鳥の存在を知ったからアレなんだけどもね。

物語の骨子部分が草案されたのは昨年の9月初旬とだいぶん前になるんだけど、後に俺の思想の原点ともなるK女史が『オーパーツ』の話をしてくださりまして。

そこから興味が沸いてハンコックの本に手を出し、この話の“オチ”となる部分がひらめいて、書き始めたわけで。

主人公などの登場人物の名前、ならびに地名などが一切出てこないのは一応演出のつもりです。

会話文で困らないぐらいのフォローはしたつもりだけど、まぁ彼らも印象深く残らず風化していく存在にしたかったってところか。


物語を書こうとすると『ストーリー』と『そのオチ』から考えてしまう型の人間なので、あんまりキャラとか世界観はどうでもいいんだよな。

ストーリーに必要ならそれに沿って登場人物も作るし、不必要なら忘れられる。

今回の短編2つで具体的な人物名がどちらにも出てきてないからこそ言えるんだけど、ストーリーを求めて小説を読むのに、意図的に作られた余計な部分(仔細な人物設定をあらかじめ作るなど)が本当に必要なのかどうか、という点は充分疑わしいものだと俺は思う。

そりゃそういう部分が作品の“ガジェット”として機能する事はあったとしても、そこのみを特化した作品なんてのを認めるわけには断じていかない。


例えるなら、カレーを晩御飯に食べようと思って、カレーを作り始めたとするわな。

でも福神漬けばかりに特化してこだわって、それで仮に最高級の福神漬けができたとしてもだよ。

カレーがまずいのに誰が食うわけそれ。


そんな感じ。カレーを引き立たせるための福神漬け、それ以上でも以下でもない。まずカレーありき。カレー食べたいんだからそれが前提。

福神漬けだけ求める人はべつにカレーじゃなくていいわけじゃん。キャラだけ見たいなら小説じゃなくても、漫画でもなんでも読みゃいいわけじゃん。少なくとも代替は効くわけじゃん。

福神漬けだけうまいものは、どれだけ贔屓目に見ても普通のカレーじゃない。

だって物質の名称云々とかじゃなくて、概念的に“カレー”ではないわけじゃん。

どれだけ作った本人がカレーだって言い張っても………そりゃカレールー解けてんならカレーかも知んないよ? でもさ、それが食い手の脳が求めたカレーかっつったら、妥協とか許容の範囲は超えて不味いわけじゃない。

林間学校での物体Xみたいな悲劇的な失敗の末に何の味か分からなくなったのが出てきても、それを認める事はできんね。


何の話だったっけ。ごめん。なんでカレーの定義になってんだろ。

ともかく、『ストーリーありき』って姿勢が大事だと俺は思うわけで。次の短編の話いこう。


『オセロ』について。

本来俺はこういう言葉遊び的なものが大好きでして。こういう方向性の作家になるのもアリかなと考えてるぐらいに。

とは言え周りはあんまり評価してくれないんだよな。実質評価してくれるただ一人のためだけに書いてる感じ。

普通に評価されなくても、楽しんでくれる人さえ評価してくれれば勝ち組だよな。

そのうち更新するかもしれない『透明の中の真実』という短編でも、その短編の視点の正体が分からずに「第3の目! 神様神様っ! 空気っ! 空間っ! ぬおー、もっとヒントっ!」と楽しみまくるぐらいが理想の読み手ですよ。

まぁ現実に居てくれたんですけども。

お前はタチコマか。案外タチコマボイスで再生しても違和感ないぞこれ。

まぁ作家は読み手を選ぶ権利はないという大原則に立ち戻れば、俺の単なる実力不足であるわけだけども。

言葉遊び系は確かに製作時間そのものも長くはないけどさ、大事なのはそういうことじゃないんだよなぁ。俺の勝手な主張かもしれないけど。


ってなわけで、これからも『本編』ともども短編も更新していくんで、よろしく。


次に近況のお話。

ついに先週、小学5年生の時からやり始めて未だ攻略できてなかったスーパーマリオ64の120枚目のスターをとったどー。

レインボークルーズの100枚コイン鬼畜過ぎる………これ小学生がクリアとかゲシュタルト崩壊するぐらいやっても無理だろ………。

城の上の“でっていう”に会えた時は感動したけど。時に次回作は『城の上のでっていう』どうでしょうか、宮崎監督。

でっていう。


あとTHE地球防衛軍シリーズのインフェルノを初期装備で全クリする電波を受けたんでトライしてました。

………さいれんとひる? なんだいその言葉は。ボクは日本人なんだ、横文字は勘弁してくれ。


とはいえ防衛軍1の方は体力が一万五千を越えてるやり込み具合だったのであんまり挑戦って感じじゃないなと思い、まさかの体力700しかない2のペイルウィングを採用。

ふとももしゃぶりつきたいよペイルウィングたんとか思ってたら黒アリの分際でこの俺様をナインティーン・セコンド・キルしやがった。

初期レイピアじゃどう頑張っても1:1でない限り無理だろJK………。

それでも頑張って再出撃。なんかどうにかなりそうな気がして何度も再出撃。


だんだんペイルウィングの断末魔が、絶頂する寸前の喘ぎ声に聞こえてまいりました。


結果10匹前後までアリを減らすことには成功したものの、やっぱりギリギリでペイルたんはイッてしまわれました。

ちぇー。水の泡かよこんちくしょう。萎えすぎておっきできねーよ。

つーかなんかこの電波受けてトライしたシリーズ成功したためしないんですけど。

これからの成長に期待ってとこか。


うむ、最近真面目な記事ばかり続いていたので、今日はこんなもんでお届けしました。

ほいじゃ、次の電波シリーズはもっと頑張りますわ。できれば達成しやす。(勉強頑張れとか重い言葉はまだぶつけないで)

ではでは。