『身分上の高校生活最後の思い出。』

うぃ。ライズだ。昨日色々あった疲れが今日になってホームカミング。

つーわけでこれは昨日の話。

いつもの通りに朝を起きて、だらだらしながら勉強と原稿して、なんとなく一日が終わるかと思ってたりしたんだが。

意識が目覚めたその最初の一秒から既にそれを阻止されていたんじゃあ無理な話だった。


まず朝起こされたのが家に居ない筈の人間の声だった。その時点で意味不明だった。

あとはあんまり記憶にないが、起きた後の俺が発した第一声が「What are you talking about?」だったことは覚えてる。

なんか知らんがそいつによると今から30分後俺は自宅内には居ないのだそうだ。

そして県をまたいだ聖地西宮で昼時の俺はのほほんと花見をしているのだそうだ。

That's わけわかめ。だっふんだ。


西宮に行くという行動に際して、自分から「一緒に行こう」と誘ったことこそあれ、「行こう」と誘われた事はなかった。

なんだか俺のお株を奪われている気がしなくもないような。


しかし彼女の予言は完全的中するのだから侮れない。

こんな時期に花見かよと思ったけど案外咲き誇るソメイヨシノ。ごめん、品種これしか分からんから適当に言った。


その人「落ちてる桜の花びらを空中で掴めると幸せになれるんだって。」

俺「桜の花びらが落ちる速度秒速5センチらしいから(アニメ知識)難しいことじゃないな。」


そう言ったわりに一度も掴めずにシャドーボクシングになった。近年稀に見る無理ゲーだった。


あと、


その人「すごい模様入って大きな桜ー。」

俺「だなぁ。」

(2人同時に上を見て)

その人「……この木、松やった。」

俺「……だな。」

ちょっと残念すぎるぞ俺たち。


まぁそんなこんなあったけど、不思議と腹は減らなかったな。

朝ご飯さえ食ってなかったからたまたま持ってた袋麺ばりばり食べるしかなかったし、昼もスーパーで買い食いになったけど、なぜかそれだけで腹がふくれるもんだからすげぇ。ここ最近が一日二食すぎて胃が収縮したのかもしれないけど。

まぁ花見も楽しかったんでよし。

夙川公園の桜っつーことで、ハルヒの巡礼をおもくそ兼ねていたわけだが、俺から発案したものではない聖地巡礼は今回が初めてだった。

巡礼つーより普通のデートでしかない気もするが、まあよし。


帰りには駅南側に出来たショッピングモールをおのぼりさん丸出しで徘徊。

屋上には噴水まであってビビったわ。最近のはこんなにすげえんだなぁ。俺屋上って言ったらしなびた遊園地ぐらいしか思いつかない。田舎すぎて悪かったな。

しかしまぁ広いもんだ。ロクに出歩いてなかった俺にはヘビーすぎる。真夏の甲山登山に比べれば全てがマシだけど、膝の裏がなぜか痛くなった。変な筋肉痛なんだろうか。

まぁそこで気に入ったアンティークも(現品限りだったけど)買えたし、連れてきた張本人もすごい楽しそうだったし、充実した一日だったかな。


桜の写真はその人に送ってもらってからアップしますわ。ほいじゃ。