『ダイソンの吸引力も落ちたものだな、って言ってみたい。』

新ジャンル   『ゾ イ ド 喫 茶』


…………ちょっと内容までは思いつかないっす。適当に脳内で補完してくれ。


ライズだ。こんにちは。

先日「m-floの曲に一番要らないのm-floの声じゃね? メロディーがいいのに」と言ったら友人にブチギレられた。おかしいなぁ。



さてさて。

久しぶりに繋いだオンライン。引っ提げてきたものはまだまだ序章に過ぎず。

この力の入れ具合の配分であと4章続ける根気があるのか今から疑わしいもんだけど、ストーリーは全部出来ているのでそこまで詰まるということは無いであろう。


というわけでようやくぶっちゃけトークが出来ます。『Coteren's Origin』。

特設サイトに載った『コテレンジャー』の男女メンバー6人の中では、一番物語の核に触れる“セカンドコマンダー・オブ・シルバー”こと銀乃城碧流さんだけが今回出てきやした。

あとの5名の男女はまだ登場せず。

いまは「誰だこいつら」とでも思っていてくださいな。Chapter01で全員が別々の場所でとはいえそれぞれ主役になってますゆえ。



さてさて。では作品についての話を、いつか書いたよりもセーフティなしでちらほらと。


今回の序章は、「もうこれだけで短編って言ってもいいんじゃね?」というような単独性を孕みつつも、核心へのパズルが随所に列挙された奇妙な布石となりました。


それを取り囲む文章も妥協しなかったので、「これが今の俺の実力だ!!」と胸を張って言える出来になったと個人的には思ってたりします。


ただ、今までの箱庭や短編のように、文章を切って段落に間を空けたりはしなかったので、文字の小ささも相まってすこしとっつきにくいと一見では思われるかもしれませんなぁ。

でもこの作品は『文章を途中で切るわけには行かなかった』という側面もあるしなぁ。そもそも文章の書き手として、下手に文章の接合性を切るのはなぁ、という無駄な考えもあって、そこのところでちょっと己と葛藤したけれど、最終的には今アップした形になりやした。

あしからず。



では本編の話。あー、ネタバレ含みそうだからまだ読んでなかったら気を付けてー。



此度序章においてキーワードになったものについての話を短くやろうと思う。


まず阪神淡路大震災。この当時俺はまだ関東に居て、その震災に直接身を焼かれた記憶はなかったから、当時のVTRやビデオクリップなんかを何本か在学時代に学校で見たり、調べたりと下準備を入念に施してプロットに取り掛かりました。

時の村中総理大臣の対応のまずさや、筑紫哲也の殺意が湧くコメントなどに苛立ちながら、それでも前者はストーリーギミックのひとつとして組み込ませていただきました。


この小説では終盤になると分かりますが、村中総理大臣のこの時の失態には実は理由があった、という架空の設定が存在したり、実在する人物と実在しない人物の境界線をメルトダウンさせたりと色々やっちゃいけないことをやっている気分に原稿書いてる中浸りました。

とはいえ小説とはフィクションで成り立つものです。小説家はいわば、公然と嘘つきをやっていい只一つの人種であります。


どこか史実や実在の組織構図に矛盾があったとしても、「これは俺のファンタジー架空世界だ!」と豪語すればそれが通ります。

素敵な世界です。


世界で思い出しましたが、恐らくこの先物語において、歪んだ箱庭の地名がお遊び要素で名前だけ出てくるかもしれません。

ですが『Coteren's』における世界観は、1990年にジェノサイド・レインボーが発生しなかったのだと思います。

研究が失敗したかなんかで。

ので、箱庭とクロスオーバーすることは全然考えてもないです。ストーリーに必要ないし、そもそもしたくない。



可能性があるとすれば“Festival”のバトルロイヤルをパラレル設定にするか。

でも武器装備に頼っている普通の兵隊たちと超能力者じゃあパワーバランスに問題があるよなぁ………。


唯一、東雲桐哉ならエスパー勢を相手にしても引けを取らんかもしれんが………。

そもそも“Festival”自体が構想段階に過ぎないから、ポシャる可能性も高いわけだし。


やっぱり他の作品は混ぜちゃいかん。単独だからこそ作品が映えるのだ。味のある世界観をいくつも打ち立ててこその作家家業ではないか。



――――本題に戻ろう。

阪神大震災の話が終わったとこだっけ。


じゃあ次に『抜刀隊』についてのお話を短く。

この軍歌は実在のもので、今も陸上自衛隊の行進曲として採用され続けてたと記憶しております。

歌詞は当時の西郷隆盛率いるクーデター軍を、政府の軍が打倒せんとする詩ですね。

これを銀乃城一貴の反乱と重ね合わせて、重要な場面で用いることにしました。


彼の目指した理想は、歌の中に混ざって親友の内へと融けていきます。

それがどのような結果を生むのかは本編をお楽しみに。



ちゅーわけでセーフティなしと言いながらも、本編が終わるまで腹切って全部を晒せない俺なのでありました。

一刻も早く全部仕上げて、ここで思いっきり話が出来ればいいなと思いやす。


今日はこんな感じの雑多煮で終わりますか。


原稿と勉強で疲れてるから休ませてあげてくだせえー。


ほんじゃ、おそまつさまでしたー。