『原点回帰とは何ぞやー。』
ライズだ。こんにちは。
とりあえず昨日の一件についてはひとまず解決を得て、ついでに仲直りデートに繰り出すと言うのはまぁ、俺が単純なんだろうねえ。
どうやら向こうも相当切羽詰った精神状態だったそうだし、誤解も多かったのでこれ以上追求しても実りはあるまい、それならヒューマン50年遊ばにゃ損損とこういうわけである。
ただ、日記に堂々と『そういうことをした』と書かれたのが恥ずかしいと詰め寄られたが、誰も気にしちゃおるまい、気にしていたところでお前は俺が結婚のリザーブしてんだから問題あるまい、と直球で返答をかえしておいた。
そんなわけで三条でデートしてたらしいっすよ。
えー、マジ? きゃはっ、きんもーい。浪人生!? デートが許されるのは大学生からだよねー。あほかちくしょう。
というわけで、R大(高級ではない方)の写真展の位置確認やったり、途中で塾行ったり、勉強したり、また合流したり、ゲーマーズで戯れたり、フューチャーヴィジョン2枚目をシングルカード屋で見つけたりしているうちに日、暮れぬ。
アレだね。やっぱたまには原点回帰することが大事だよな。
まだ付き合っても無かった頃、ぐだだん(ぐだぐだする団)とか言って部室の机で2人してぐったりしてた頃を思い出し、あぁ、俺ってわりと順当にフラグ立ててたんだなと懐古したりとかしなかったりとかした。
あれが全てのきっかけだったんだから人生分からん。ぐだぐだするのも大事なんだな。うん。
結婚した後も、そういうふうに思い返せるようでありたい。
そういうわけで今では私がおいたん。※1
彼女にあげるのはもちろんモノクロブーのマグカップ。※2
なぜなら彼女もまた、特別な存在だからです。※3
…………いいのだろうかこんなシメで。
※1:恋人に「おいたん」と呼ばれている。よっぽどのことがないと名前で呼んでくれない屈辱は筆に尽くしがたい。そこまで老けた人間か俺は。…………否定せぬ。
※2:初めて渡したちゃんとしたプレゼント。以後はヲタグッズ、ゲームへと傾倒する。オタカップルなんてそんなもん。
※3:正直※付けなくてよかったけど雰囲気でつけた。