『史上最強のエレベーターガールを今度こそ倒せ！』 - -Cipher Blitz- どこを目指しているんだ日記

ドーン！！

ライズではない。有里湊だ。こんにちは。

今日は、前回まだ有里公子だったときに攻略できなかった怪物と、真剣にカチ合おうと計画している。

すなわち相手は、アバチュの人修羅やサタンに続く『ＲＰＧ史上最凶最悪のボス・ベスト３』として世間から広く認識されている、ペルソナ3の“エリザベス”その人だ。

ちなみに今更言うまでもないけどポータブルだね。だからって強さ変わらないけど。

さて。この偉大なる計画に先立って、まず俺の周到すぎる作戦大綱をご覧頂きたい。

１:装備品の数々について。

もはや確実なる重武装。

武器は聖杯ルシファー。基礎攻撃力４５０＋全ステータス１０上昇。

鎧は明星の鎧。基礎防御力１７０＋物理耐性を超強化。

足は明星の靴。基礎防御力１４０＋魔法耐性を超強化。

そしてアクセサリーは完全神柱。ダメージ回避不可と引き換えに全ダメージ半減。

これだけ用意して死ぬほうがどうかしている。

この完全なる装備、何回メサイアが受胎したと思ってるんだ！

畏れ入ったか！

２：ペルソナの数々について。

装備は万全！　では次に、今回スタメンを張るペルソナの方々を紹介する。

どれもステータスアップ系カードを数週のうちに大盤振る舞いして集中アップさせたペルソナばかりである。

それさえやっていれば別にペルソナそのものののレベルは大して必要ないのであった。

マックスにしても全ステ埋まるわけじゃないしね。

オルフェウス・改

言わずと知れた最強ペルソナ、全属性攻撃に対して耐性を持つ鉄壁のステータスは計り知れない！

そして全コミュを１周の間にマックスにしないと出ないという鬼のような出現条件も計り知れない！

今回は『コンセントレイト』兼『攻撃耐性』係として機能します。

本当は４属性持ちも面白かったんだけど、ブースタ系を指す余裕が無くなって火力不足になるので攻撃手段は他に分散させた。

これでも持ちこたえられるはずだ。

ユニコーン

「あれ、ステータス貧弱すぎね？」と思った人はまだまだ甘い。

こいつは『マハタルカオート』『マハスクカオート』『マハラクカオート』専門係のペルソナなのである。

これをペルソナに付けて戦闘を始めれば、たちまち一気に全ステ上昇というわけですよ。

忘れないように先頭に付けとかないとね。

オーディン

『真理の雷』はダテじゃねえ！

“真理ハメ”さえ決まれば数ターンで「刈り取るもの」すら粉砕させられる可能性を持つペルソナなのである。

ただし今回は仲間がいないので、純粋に雷属性最強魔法『真理の雷』専用ペルソナとして機能します。

『電撃ブースタ』『電撃ハイブースタ』も積んでいる。これ二重させたらちゃんと二重で効き目出るって最近知ったわ。

ティターニア

地獄の戦闘にスカートが舞う！

あのチラッってスカートめくった時にアングルがアングルだと中が見えそうで見えない、でも美脚があらわにはなって性欲を掻き乱す！

嗚呼嗚呼、悶々とするっつーの！

こいつは氷属性最強魔法『ニブルヘイム』、そして『氷結ブースタ』『氷結ハイブースタ』を重積させて搭載。

後述する“行動パターン”の都合上、オルフェウス改の『コンセントレイト』直後に起動させることになり、『マハタルカオート』環境下における攻撃力は１２００を超える。

貴族風お姉さんが今日も戦場を氷に変えるのである！

ガルーダ

昔ギリシャのイカロスは！　蝋で固めた鳥の羽！　両手に持って飛び立った！

To Infinity and Beyond！

無限の彼方へ、さぁ行くぞ！　　　※このおもちゃは飛べません

疾風系最強魔法『万物流転』と『疾風ブースタ』『疾風ハイブースタ』を搭載し、行動順的にも耐性と相性がいい。

他はとりたてて特徴もない。影薄いぜ！

だがしかし、スペースレンジャーとしての責任感は人一倍すごいに違いない！　なんだそれ！

アリス

今回の攻略においてアリスのペルソナは一切使わない！

なのに何故持ち歩いているのか！

めっちゃ可愛いからさ！

どうですかこのスタメン。

一応アリス以外の全ペルソナが『治癒促進・中』『治癒促進・大』『ハイパーカウンタ』を持っています。

俺のオルフェウス・改は撮影時には趣味で『治癒促進・中』の代わりに『気功・大』を覚えてますが、『治癒促進』で固めたほうが遥かにいいので、後に塗り替えています。

ミックスレイドがアイテムになった今、主人公のレベルが９９なら対エリザベス戦でＳＰが切れる可能性はないのです。

あと、オルフェウス・改には『不動心』必須ですな。

３：行動手順について。

ここまできてようやく行動手順の話である。

では、あの天下の超人エリザベスに如何に立ち向かうか、そのプランの一切をここに提示したい。

矢印は俺こと主人公の辿るべき行動の全てと、またその最中に行えられれば理想的であるスキルをチャート式にしている。

一応自分と相手のターンごとに交互に改行している。

あと相手ターンのとこに書いてある『治癒促進・中』『治癒促進・大』はこっち側の自動スキル発動の事です。

それではここに一連の予定を箇条書きしよう。

戦闘開始→装着してたヴァルキリーが勝手に『マハラクガオート』『マハタルガオート』『マハスクガオート』を発動→オルフェウス・改へ変更し『コンセントレイト』発動

相手ターン→（可能なら敵の初撃を『ハイパーカウンター』。発動がランダムなので以後は書かない。要所要所で発動）→『マハラギダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分ターン→ティターニアへ変更し『ニブルヘイム』発動

相手（ｒｙ→『マハブフダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分（ｒｙ→オルフェウス・改へ変更、アイテム・ミックスレイド『アルダナ』を使用

相手→『マハジオダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→ガルーダへ変更して『万物流転』発動

相手→『マハガルダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→オーディンへ変更し『真理の雷』発動

相手→通常攻撃→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→オルフェウス・改へ変更してアイテム『ソーマ』を使用

相手→『マハンマオン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→そのまま斬撃アタック

相手→状態異常系攻撃のどれか→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→そのままアイテム・ミックスレイド『インフィニティ』発動

相手→『メギドラオン９９９９』２連続発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

※Ｒｅｐｅａｔ地点

自分→そのまま『コンセントレイト』

相手→『マハラギダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→ティターニアへ変更し『ニブルヘイム』発動

相手→『マハブフダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→オルフェウス・改へ変更、アイテム・ミックスレイド『アルダナ』を使用

相手→『マハジオダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→ガルーダへ変更して『万物流転』発動

相手→『マハガルダイン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→オーディンへ変更し『真理の雷』発動

相手→『マハンマオン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→オルフェウス・改へ変更してアイテム『ソーマ』を使用

相手→『マハムドオン』発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→そのまま斬撃アタック

相手→状態異常系攻撃のどれか→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

自分→そのままアイテム・ミックスレイド『インフィニティ』発動

相手→『メギドラオン９９９９』２連続発動→『治癒促進・中』→『治癒促進・大』

※Ｒｅｐｅａｔへ戻る

この行動パターンを一切裏切らずに、相手の攻撃を常に先読みする形で攻撃し続ける。

それを繰り返すうちに、相手のＨＰが当初の２００００からやがて９９９９を下回り、そのタイミングを見計らってアイテム・ミックスレイド『ハルマゲドン』を発動、回避不可能の９９９９ダメージをこちらから与えて勝利する。

それ以外に勝つ方法がない。

「はじめっから９９９９ダメージを連続して与えればいいんじゃね？」と思った人はこのボスの怖さを知らない。

まずこいつはＨＰが２００００なので、一度９９９９を与えただけでは死なない。

そしてこの酷いボスは、それを一度でも食らうと自動でルーチンパターンを変更、毎ターンずっと『ディアラハン（自分全回復）』＋『メギドラオン９９９９』を延々繰り出すだけのクリーチャーと化す。

そうなると何がどうなっても完全に完璧にどうしようもなく攻略が詰む。

それから死なないように毎ターン『インフィニティ』だけ発動するようになり、やがてそれも枯渇して今度こそ一撃死する。

それゆえに、ちまちまダメージを与えて、ギリギリ回復しないラインで最後のトドメを刺さねばならないのだった。

さて、この果てしない道のりは、しかしこの通りにやれば勝利が約束されている事の裏返しでもあるっ！

よし、じゃあそろそろ本番行こうか！

４：本番

はるか彼方の青き服、立ち昇りたるあの気炎。

エレベーターガールだが、エレベーターは使わせぬ。

自力で昇る１０階モナド、ここにて落着見ゆるなり。

覚悟があれば前へ出よ。そらどんじゃんどんじゃん死出の旅。

「準備はよろしいでしょうか」だと？

こっちはお前と戦うためにどんだけ準備したと思ってんだ！

もちろん、行ってやるよ。お前の無敗伝説も今日までだ。

さぁ、行くぜ！

………ドクン………

遂に対峙した最強の敵、エリザベス。

だが惜しき哉、俺はお前の行動全てを研究し尽くしている。

さぁ、俺の敷いた網の上をせいぜい踊り狂うがよい……！

現在、こちらのルーチンパターンに沿って行動中。

そりゃそうだ。俺が何か変なことをしない限り、このパターンから逃れられるわけが無い。

『万物流転』！

まだまだぁ！

『真理の雷』！

どうした、最凶の名を冠するボスらしくねえなあ！

そして大地に敷かれる光属性即死魔法の魔方陣。

だが、こちとら『マハンマオン』『マハムドオン』対策にホムンクルスは３７個も持ってきたんだ。

こんなのへでもあるまい！

そして遂に『インフィニティ』発動のターン。

来るがいい、メギドラオン９９９９！！

無敵状態をナメるなよ！！

……………。

………生存！！

どうにか魔の『メギドラオン９９９９』を越えた！

公子―――お兄ちゃん死んだお前の分まで頑張ったよ―――。

でもよく考えたらここからまた定期的に『メギドラオン９９９９』はやってくるんだよな。

……………。

そして所々で発動し攻撃を跳ね返す『ハイパーカウンタ』。地味に刺さって気持ちいいですね。

こう、カキーンっていう音がたまらなく爽快じゃありませんか。

そしてミックスレイド発動時の主人公のサービスカット！

いちいち半裸で、なんか、うん。えへへ。

おかしいな。男なのになんか照れるな。なんかペルソナ3って男主人公も充分可愛げあるくね？

ってしまったあああああ。

女主人公でやりゃよかったあああああ。

ああああぁぁぁぁ . . . .

いいもん。俺が愛してやまない女主人公の半裸は前周回でちゃんと穴が開くほど見まくったもん。

俺そのために無駄なミックスレイド量産して宝石無駄遣いしてエリザベスに負けたんだもんね。

ちゃんと彼女の半裸は俺のオカズメモリーです。本当にありがとうございました。

そして今更出てくる敵のアナライズ。

ていうかもっと真面目に仕事しろ。全部「？」じゃねえか。

でもアナログパットでエリザベスの３Ｄモデルをぐるぐる出来たのはよし。

おかげで舐め回すようにじとじとと………。

………おっと。

敵がアリスを使ってきた。

やっぱりアリス可愛いなぁ！

特に使わなくてもなんとなくアリスをパーティーに入れちゃうよな！

いやぁ、エリザベスさんも話が分かる人だ！

………一瞬だけ意気投合しかけたが、よく考えてみたらまだ殺し合いの最中であった。

ほら言わんこっちゃない！

あっと言う間に毒なんて掛かっちまってよ。

何が計算だアホ。ソーマ使うところでディスポイズン使わなきゃならなくなったじゃねーか。

ちなみに余談だが、アトラスのゲームにおける『毒』の状態異常はかなり洒落にならない。

難易度にもよるが、全ＨＰが４００とかの状態でも、一度ぶんの周回毒ダメージで１００ぐらい持っていくという鬼畜ぶり。

ので、何を優先しても毒は治療しておかないと割とすぐに死んでしまうのである。

すぐに毒を治療する『ディスポイズン』を使用。

これでソーマ一回ぶんの予定が摩り替わったが、この調子なら次のターンまでも充分保つに違いない。

ええい、面倒くさい真似を。

復活祝いにサービスショット第二弾。

こっちはミックスレイド『アルダナ』を使用した時のもの。奥に表示されてるペルソナが変わってるけど、アイテムだから関係ないんだよな………。

まぁミックスレイドだからオルフェウス・改で共有できるんだしいいけどね。

というわけで『アルダナ』。

この派手な演出が好きなんだよなぁ。敵全体に火炎特大ダメージですよ。

全体って言ってもエリザベスしか居ないけど。

………だが、そんなこたァ、どうでもいい。

もう、削る所までは削った。

遂に。

ここまで来た。

敵のライフはもうおよそ半分。

長かった………。

（以下、脳内で勝手にエンドロール）

♪ タゥラン　タゥラン　タゥラン　タゥラン

　タゥラン　タゥラン　タゥラン　タゥラン

　Ｌｏｖｅｉｓｏｖｅｒ．．．　悲しいけれど

　終わりにしよう　キリが無いから

　Ｌｏｖｅｉｓｏｖｅｒ．．．　わけなどないよ

　ただひとつだけ　あなたのため

　Ｌｏｖｅｉｓｏｖｅｒ．．．　若いあやまちと

　笑って言える　時が来るから

嗚呼、感動の最終回だったっ。

実に歯切れがよかった！

ようやくここに来て、俺は解放される………。

　　
　　
　　
　　
　　
『ハルマゲドン！』
　　
　　
　　
　　
　　

…………。

あー、すっきりした。

みなさん、こんなに長々とお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

思えば俺がエリザベス攻略を胸に秘めてから、もう何週間が経ったことでしょう。
　　
ここまで継続して続けられたのも、ひとえに塾の行き帰りにて広々とした座席を提供してくれた京阪電鉄さんの尽力の賜物であります。
　　
重ね重ね、色々、なんやかんや本当に色々、ありがｔ
　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　
「本日のグランドフィナーレでございます。」　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　

　　
　　
　　
　　

　　
　　
　　
　　
…………！？
　　
　　
　　
　　
　　

　　
　　
　　
　　
　　

　　
　　
　　
　　
………！！？　　
　　
　　
　　
　　

　　
　　
　　
　　
！！？？　　
　　
　　
　　
　　
　　
まてええええええいいい。
　　
　　
　　
　　
おかしいやないか。
　　
こんなわけあらへんやろ。
　　
　　
何やのグランドフィナーレて。なぁ何やねん。おいコラ。
　　
　　
地元の方言も思わず飛び出すあまりのびっくりサプライズ。
　　
　　
しばらく事態を飲み込めずに茫然自失のまま画面を眺め、カメラを足の小指に落とし、その場で締まりの無くなった色々な器官が色々なものを垂れ流しそうになるのを必死に耐えながら、それでも俺は何も出来ずに、ただ小指をさすって、ついでに平家物語の序幕を諳んじてみた。声音はたしかであった。
　　
　　
あぁ、アレか。

あと数百足りなかったとか、そういうやつ？

９９９９でライフを削りきるまで。

ちょっと足りなくて、で、だから『ディアラハン』＋『メギドラオン９９９９』の“グランドフィナーレ”がルーチン無視して始まったのか。
　　
　　
　　
うん、なんにも矛盾がねえな。さすがＡＩの考えることだ。
　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　
　　
くぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ；＠：「
　　
　　
　　
もうだめだ。